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建設

2017年1月9日

建設会社の破たんが増加の見通し、原価以下での受注も

〈シンガポール〉

建設不況で受注競争が激しくなっており、建設会社の利益率が落ちている。原価以下での事業落札もあるようで、不動産サービス会社、ライダー・レベット・バックノールのシラス・ロー業務執行社員は不動産セミナーで、今年は破たんする建設会社が出るとの見通しを示した。

 

不況に対する建設会社の対策はまちまちで、解雇あるいは職員の自然減による社員数減少で乗り切りを図る企業もあれば、解雇を回避するため低い価格、時には原価以下で工事入札に応募する企業もあるという。

 

低価格で落札した場合、しわ寄せは下請けに来る。ライダー・レベットの調べによれば、2016年の工事落札価格は前年より4.1%下落しており、今年も1~2%の下落が予想されるという。

 

政府は土木工事、インフラ整備事業を増やすことで建設需要を創出しているが、ビル建設に携わる企業には恩恵が届かないという欠点がある。

 

実施されるのは、空港、病院、公益事業で、建設発注額は増えるが発注件数は少なく、ロー氏によれば、受注するのは1~2社のため、多くの企業には恩恵がおよばない。

 

シンガポール建設業協会のケネス・ロー会長も、建設会社は生き残れるかどうかの瀬戸際にあるとの認識を示した。

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