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建設

2017年1月5日

カントリークラブに土地明け渡しを命令、高速鉄道建設で

〈シンガポール〉

シンガポール国土庁(SLA)は1月4日、本島西端にあるラッフルズ・カントリークラブ(RCC)に13ヘクタール分の土地の明け渡しを命じた。シンガポールとクアラルンプールを結ぶ高速鉄道の線路、およびMRT(地下鉄・高架鉄道)クロス・アイランド線の車庫、試運転施設を建設するためだ。

 

RCCの土地を所有しているのは政府機関のJTCで、借地権は2028年まであるが、RCCは来年7月末までに土地を明け渡す。

 

シンガポールとマレーシアを結ぶ第2リンク橋に隣接し、ジョホール海峡上に橋を建設し、高速鉄道用の線路を敷設する。RCC跡地で地上におろし、そこからジュロンのターミナル駅までは地下に建設する。

 

SLAと陸運庁(LTA)は4日の記者会見で「RCC使用地が最適な立地」と述べた。RCCには18ホールのゴルフコースが2つある。北側は軍施設がある立ち入り禁止区域、南側はジュロンの工業区で多数の工場がある。工場地帯に鉄道を建設する場合、30社ほどに立ち退きを求めなければならず、費用がかさむ。

 

また不動産仲介業者チェスタートンのハン代表によれば、中小企業や多国籍企業に立ち退きを求めるより、レクリエーション用の土地を接収する方が不利益も少ない。

 

高速鉄道計画が発表されて以降、RCC会員は土地接収を薄々予想していたというが、ゴルフコースの半分程度と思っていたようで、土地全てを取得するとの計画に驚きを隠せないようだ。

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