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2016年12月29日

今年のサイバー犯罪事情、ハッキング技術が高度化

〈シンガポール〉
シンガポールの事業体は今年、他国と同様にハッカーの攻撃を受け、特にハッキング技術の高度化が目立った。10月には通信会社スターハブのドメインネームサーバー(DNS)がDDoSによる攻撃を受けている。

 

DDoS とは、標的となるコンピューターに対し複数のマシンから大量の処理負荷を与えることで、サービスを機能停止状態へ追い込む手法。スターハブは2回におよぶ攻撃を短時間で無力化したが、問題なのは、同社のブロードバンドネットワークに接続されている国内のデバイスが攻撃の起点となったことだ。ハッカーはマルウエアを使い、デジタルビデオレコーダー(DVR)、ネットワークカメラ、ルーターなどインターネットに接続している家庭内の機器を乗っ取り、DDoS攻撃を仕掛ける。こうした機器はノーブランド品を供給するメーカーのものが多く、セキュリティー対策がされていない。

 

ランサムウエアの脅威も増している。感染したパソコンをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることで使用不能にした後 、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する不正プログラムだ。デルEMCの調査によれば、ランサムウエア攻撃はシンガポールで1日平均16件発生している。

 

シマンテックによれば、ストレージ、サービスのクラウドへの移行で、今後はクラウドがハッカーの攻撃目標になる可能性があるという。

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