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経済

2016年11月28日

反グローバリズムが貿易に影響、通産省見通し

〈シンガポール〉
ロー・クムイアン通産次官は11月24日、第3四半期経済統計を発表した際の会見で「グローバリゼーションに対する反動が増しており、既に低迷している国際貿易をさらに悪化させる可能性がある」との見通しを示した。政治リスクや先行き不透明感が増しているという。

 

次期米国大統領に決まったドナルド・トランプ氏が反グローバリズムや国内第一主義を掲げていることを念頭に置いての発言で、トランプ氏は、シンガポールが元々の提案国である環太平洋経済連携協定(TPP)からの脱退を表明している。

 

第3四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比1.1%の増加だった。製造が1.3%増とけん引役を果たした。サービス業の生産は横ばい。建設は1.6%の増加にとどまった。通産省は通年のGDPについて1~1.5%の増加を見込んでいる。

 

第3四半期の非石油地場輸出(NODX=石油輸出・再輸出を除く輸出)は5.4%の減少だった。リグ(油井掘削装置)の受注減が響いている。NODXは減少が続いており、通産省は通年予想の減少幅を3~4%から、5~5.5%に下方修正した。

 

第3四半期のNODXでは上位10市場のうち、香港、韓国向け以外はすべて減少した。最大の輸出相手国である中国向けは8.2%減だった。

 

サービス貿易はほぼ横ばい。サービス輸出は0.2%の増加で、旅行、通信などが貢献した。

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