シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPTPP不成立の可能性浮上、判断は時期尚早=交渉担当者

経済

2016年11月10日

TPP不成立の可能性浮上、判断は時期尚早=交渉担当者

〈クアラルンプール〉
米国大統領選挙でトランプ氏が勝利したことを、ムスタパ・モハメド通産相ら環太平洋経済連携協定(TPP)交渉担当者は驚きをもって迎えた。トランプ氏はTPPに反対の立場で、大統領になったら脱退させる、との意向を明確にしているため、不成立の可能性が浮上しているが、担当者は判断するには時期尚早との見解を示した。

 

TPPでは署名12ヵ国のうち、6ヵ国以上、国内総生産(GDP)合計の85%以上の国が批准して発効する。米国が批准しないとこの条件は満たせず、TPPは成立しない。

 

ムスタパ・モハメド通産相は、米国なしではTPPは成り立たないと表明。「メキシコ、カナダ市場に参入するのがTPPに加わった理由だ。貿易、マレーシアへの投資が増えると考えての参加だ」と語った。

 

トランプ氏の大統領就任は来年1月20日。現職のオバマ大統領はTPP推進派のため、オバマ氏の任期中に米議会がTPPを承認する可能性は残されており、渉参加当時から交渉に当たってきたジャヤシリ副事務次官は「オバマ大統領はTPP承認を議会に諮る意向だと聞いている」と語った。

 

エドガード・カガン在マレーシア米国大使館代理大使も、現議会によるTPP承認は可能との認識を示している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPTPP不成立の可能性浮上、判断は時期尚早=交渉担当者