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2016年10月26日

サイバー犯罪対策の研究、産学官が連携して推進

〈シンガポール〉
国家研究財団(NRF)の正式計画として、サイバー犯罪対策を研究するラボラトリーが設けられた。NRFとシンガポール国立大学(NUS)、シンガポール・テレコム(シングテル)が共同で4,300万Sドル(約32万円)をこの先5年間にわたり拠出し「NUS-シングテル・サイバーセキュリティー研究開発ラボラトリー」として運営する。

 

ラボは電子暗号やデータ解析、脅威の自動探知に役立つ機械学習などを研究する。量子暗号とは、ネットワーク通信における暗号化に量子力学の理論を応用し、光子の量子状態を用いる暗号化技術。

 

開所式でテオ・チーヒアン副首相(NRF議長)は「こうした官民連携により、公的機関での研究を産業界のニーズに合わせ、また革新的技術の市場投入も加速される」と述べた。サイバー上の脅威はますます高度化しているという。

 

ラボはヘン・ムイ・ケン・テラス・ロードにあるビル内に開設された。NUSとシングテルから計30人の研究者が派遣されており、既に予想解析など複数のプロジェクトに着手している。予想解析は、ビックデータ分析から未来予測まで一連の流れを行うコンピューティング技術で、シングテルのネットワーク上のデータをリアルタイムで分析する。シングテルは国内だけでなく、域内を中心に外国でも通信サービスを提供している。

 

ラボではサイバー犯罪対策の専門職者を大学生、大卒者から育成する。

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