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2016年10月24日

SJ50祝賀イベントがセントレジスホテルで開催、官民一体で両国の「絆」深める

10月24日、日星外交関係樹立50周年(SJ50 )を祝う式典が広告代理店のアド・プラネット・グループ主催でセントレジスホテルにて開かれた。主賓として招かれた駐シンガポール日本国特命全権大使の篠田研次氏は、「シンガポールと日本は、ビジネス、情報、安全保障など様々な分野で両国間における連携の重要性が増している。文化面においては伝統的なものから現代的なものまで広範囲に交流を深め、さらなるパートナーシップの強化を促進していきたい」と述べた。また、ビビアン・バラクリシュナン外務大臣からは、「日本は我が国の独立時に、産業への投資および情報技術のノウハウを提供し、開かれた市場のもとでシンガポールの発展を支援してきた。今後も両国が相互に尊重しあえる関係性を維持し、経済協力をはじめ、持続可能な外交関係を築いていきたい。」という未来に焦点をあてた力強い思いが伝えられた。

 

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ビビアン・バラクリシュナン外務大臣(左から2人目)、金澤翔子氏(中央)、篠田研次大使(右から2人目)

 

今回の記念式典では両国の企業間のつながりも再確認し、地域社会へ貢献する取り組みをさらに促すべく障がい者コミュニティへの支援も積極的に謳われていた。象徴的な位置づけとなったのが、このイベントのために招聘された日本とシンガポールを結ぶ3名のアーティストたち。日本からはダウン症候群を患いながら天才書家として知られる金澤翔子氏が躍動的な「飛」、「翔」という書を披露し、参加者の心を引きつけた。また、平和と調和の取れた両国の関係を祈願して「民」と「安」という作品がバラクリシュナン外務大臣と篠田大使に寄贈された。独自のインタビューでは彼女がもつシンガポールの印象について、未来の可能性を感じてか「夢」という希望に満ちた一文字で表現してくれた。

 

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金澤氏による書のパフォーマンス。ユネスコをはじめ世界各国からの招聘を受け、その書を披露している。

 

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二人三脚で書道の道を歩んできた。母・康子さんと(右)。

 

また、アメリカで活躍する聴覚障がい者の若き天才ピアニストとして知られるシンガポール出身のアザレア・タン氏がこの日のために駆けつけ、両国を代表する曲を演奏した。友情を象徴にした「Xi  Shui Chang Liu」、「さくらさくら」、「ショパンバラード4番」の3曲を披露し、聴覚障害という壁に動じることなく、その繊細で生命力溢れる演奏は両国の親善を一層深めるかの様に、優しい音色で会場全体を包んだ。

 

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ピアノ演奏博士号(ミシガン大学)を取得した誌聴覚障害のピアニスト、アザレア・タン氏。日本のオーケストラでの演奏経験もある。

 

 

祭典の終盤には、日本在住20年のシンガポール人の写真家アンディ・チャオ氏による、「PERSEPTION(知覚)」と題した映像が放映された。この映像はシティ・デベロップメント・リミテッド社の協力のもと、障がいのある人々がプロによるスタイリングを経てポートレート撮影に応じるというもので、その舞台裏の様子も含めたドキュメンタリー。「人間は皆同じであり、すべての人が輝く美しさを備えている。そのことをむしろ彼らから教わった」とチャオ氏は語った。

3名はそれぞれ23日から2日間オーチャードロードのパラゴンで開催されたイベントでもパフォーマンスを披露している。

 

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「素晴らしい感性に出会えた」とプロジェクトの感想を述べた写真家アンディ・チャオ氏(左)。

 

この記念式典は、シンガポール及び日本から多くの協賛企業や関係者の協力により民間レベルのイニシアチブで実現した。政府関係者やビジネス各界の代表者、障がい者アートコミュニティの関係者も招かれ、包括的な企業の社会的責任の重要さを示したといえる。

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