シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP支払い不能が高水準で推移、上期の清算申請は118件

経済

2016年8月31日

支払い不能が高水準で推移、上期の清算申請は118件

〈シンガポール〉
支払い不能に陥り整理される企業が高水準で推移しており、過去11年間で最多だった昨年並みになる見通しだ。

 

ラジャ・タン法律事務所のリストラ部門社員、チュア氏は「コスト上昇、極めて低い原油価格、不動産市況の冷え込み、中国経済の減速などマイナス要因が重なった」と説明した。

 

法務省統計によると、上半期に裁判所になされた清算請求は118社(前年同期は129社)で、実際に清算された会社は85社(同97社)。昨年通年では255社に対し清算認定が請求され、189社が整理された。

 

清算請求より穏やかな、裁判所管理の請求は6件(前年同期は5件)で、5件が認められた。裁判所の管理下で事業再建の道を探る。

 

会計事務所PwCシンガポールによると、景気悪化の影響を最も受けた産業部門は、海運、石油・ガス、一次産品、建設、小売りで、この先、市況はさらに悪化する可能性があるという。

 

清算請求、裁判所管理請求の統計は実態を反映していない、と指摘するのは法律事務所TSMPローのティオ弁護士で「景気が悪い時、清算を選択しても債権者には何も残らない。このため景気が上向くまで清算請求を控える債権者もいる」と語った。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP支払い不能が高水準で推移、上期の清算申請は118件