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政治

2016年8月22日

建国記念日大会でリー首相、体調崩し演説を中断

〈シンガポール〉

建国記念日大会「ナショナル・デー・ラリー」が8月21日、アンモキオのITEカレッジ・セントラルのキャンパスで開かれ、リー・シェンロン首相が長時間にわたり国家政策に関する演説を行ったが、演説を開始して1時間余りが経過した午後9時20分頃、リー氏は演説を中断。身体がよろめいた。

 

3人の閣僚と複数の警備員が直ちに身体を支え、壇上から降ろした。首相府によると、長時間立った姿勢だったため、暑さや脱水で体がふらついたが深刻な状態ではないという。

 

リー氏は10時40分に演説を再開し、残りの演説を15分間やり切った。再開に際しリー氏は「こんなにたくさんの医師に同時に診てもらったのは初めて。念のため検査を受ける」と述べた。大会後、リー氏はシンガポール総合病院で診察を受けた。

 

大会では、毎年首相が多くの時間を割き、国民に今後の展望を示す。今年の演説で最も重点を置いたのは、多くの産業部門に影響を及ぼしている技術上の変革とグローバリゼーションで、「かつてのモデルは機能せず、新しいモデルが次から次と生まれ、われわれは毎日、変化への対応を余儀なくされている。崩壊、破壊は容赦なく何度も起こっている」と語った。

 

リー氏は一例として、配車アプリと、それに抵抗するタクシー業界の問題を取り上げ、「破壊」としてビジネスモデルの変化を受け入れるとともに、既存のタクシードライバーがこうした変化に対応できるよう支援する方針を示した。

 

このほかシンガポールでのテロへの警戒感が高まる中、首相とヤコブ・イブラヒム通信・情報相は、国内にいるイスラム教指導者について来年1月から登録を義務付ける方針を明らかにした。登録制度がスタートしたのは2005年で、登録については任意。現在、シンガポール国内のイスラム指導者の8割がすでに登録済みという。

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