シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRTが車両の更新計画を見直し、東芝への発注に影響も

経済

2016年8月11日

MRTが車両の更新計画を見直し、東芝への発注に影響も

〈シンガポール〉

陸運庁(LTA)は、MRT(地下鉄・高架鉄道)車両を従来の計画通り一新するか、見直しに着手した。古い車両のみ交換することも選択肢として検討する。このため東芝への発注が変更になる可能性もある。

 

MRT運営会社のSMRTが所有する鉄道資産すべてをLTAに譲渡することが決まったためで、車両の改修や買い替えについてもLTAが責任を負う。

 

SMRTのエンジニアリング部門子会社であるシンガポール・レール・エンジニアリングは、最も古い車両の電動機を交換する契約を2014年に交わし、このほど最初の車両の作業を終えた。今後についてLTAの広報担当者は「コスト効果、信頼性、車両配備のバランスを考慮し、車両を一新するか、古いもののみ買い替えるかを改めて検討する」と述べた。

 

SMRTは既に改修のための部品を発注しているとみられ、工事計画の中断で引当金を計上し、第1四半期決算で営業赤字を出した。

 

SMRTによると、東芝の永久磁石同期電動機はエネルギー効率が30%高く、音も12%静かで、保守費用も低く抑えられる。価格は高めだが、製品寿命の観点から見れば、それだけの価値はあるという。

 

オブザーバーは、SMRTが一新作業を経験することでエンジニアリングの知識が深まり、2台目からは作業も容易になるとみている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRTが車両の更新計画を見直し、東芝への発注に影響も