シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP統合シールド・プラン提供の保険会社、昨年は3社が赤字

経済

2016年8月10日

統合シールド・プラン提供の保険会社、昨年は3社が赤字

〈シンガポール〉
医療費の上昇や保険金請求の増加を背景に、統合シールド・プラン(IP)の医療保険を提供する保険業者5社のうち、昨年は3社が赤字だった。AIAとグレート・イースタン・ライフは黒字を計上した。アクサ・ライフは昨年5月にIPシステムに加わったばかりで、今回の比較統計に含まれていない。

 

IPは国民、永住者に加入が義務付けられているメディシールド・ライフと、民間保険会社が引き受ける付加保険で構成しており、付加部分は入院の際、公営病院のAとB1クラスの病棟、また民間病院を利用した場合、保険金を請求できる。

 

IPに加入すれば自動的にメディシールド・ライフに加入することになる。メディシールド・ライフは中央年金基金(CPF)が運営するが、付加部分は民間保険会社が運営する。

 

赤字3社のうち、インカムが1,400万Sドル(約11億円)と最大の赤字だった。アビバは5年連続で赤字。プルーデンシャルは黒字から赤字に転落した。

 

AIAの黒字は7億Sドル(約531億円)に上った。AIAを除いた4社の保険金請求率は、対保険料比で2014年の59%に対し昨年は79.4%。請求率70%で収支トントンが業界の常識だ。人件費を含む運営費が対保険料比で10.5%、販売経費が同13.3%と以前より縮小した。

 

民間病院利用による保険金請求が保険業者の予想以上に増加したのが赤字の主因。インカムは保険料の引き上げを計画している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP統合シールド・プラン提供の保険会社、昨年は3社が赤字