シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPDBS銀行の第2四半期決算は減益、スワイバーの破たんが影響

経済

2016年8月10日

DBS銀行の第2四半期決算は減益、スワイバーの破たんが影響

〈シンガポール〉
銀行最大手のDBSは8月8日、第2四半期決算を発表した。純利益は前年同期比6%減の10億5,000万Sドル(約800億円)で、裁判所の管理下に置かれたスワイバー・ホールディングスに対する貸倒引当金の計上(1億5,000万Sドル、約114億円)が影響した。

 

スワイバーに対する内外銀行の貸出残高は7億3,600万米ドル(約753億円)で、うちDBSの分が7億2,100万Sドル(約547億円)。スワイバーは油田開発装置のメーカーで、原油価格の急落で油田開発が世界的に滞ったことなどを背景に、受注のキャンセルなどで経営が事実上破たん。裁判所管理下での存続を図っている。

 

DBSのピユシュ・グプタ最高経営責任者によると、石油・ガス部門へのDBSの貸出残高と貿易金融の合計は230億Sドル(約1兆7,450億円)。うち9億Sドル(約683億円)はスワイバー関連のものがあり、回収が困難だという。これは下半期の決算に影響する見通しだ。しかし通期の不良債権比率が1.4%を超えることはないという。第2四半期の不良債権比率は1.1%。

 

スワイバー関連の不良債権を出したことについてグプタ氏は「DBSは同社と10数年の付き合いがあり、6月末まで利払いの延滞はなかった」と不意を突かれた出来事だったと釈明した。スワイバーは当初、整理解散の計画だったが、DBSの要請に応じ裁判所管理での会社存続に方針を変更した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPDBS銀行の第2四半期決算は減益、スワイバーの破たんが影響