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経済

2016年8月2日

生産部門向け融資残高、6月は2009年以来の大幅減

〈シンガポール〉
シンガポール金融管理庁(MAS)の発表によると、6月の企業向け銀行の貸付残高は前年同月比6.2%減の3,450億Sドル(約26兆円)で、2009年10月以来の大幅減だった。景気低迷が原因で、好調を維持した建設業向けも伸びが鈍化した。

 

企業向け貸付残高の減少は10ヵ月連続。最も大きなシェアを占める建設業向け貸付残高は3.7%増の1,210億Sドル(約9兆円)だった。建設向け貸付残高は2011年2月以降、2ヵ月を除き2桁増を続けてきたが、最近は前月比で横ばいになっている。不動産市況の冷え込みが影響している。

 

個人向けを含めた全体の貸付残高は前年同月比2.7%減の5,900億Sドル(約49兆円)。減少は9ヵ月連続で、ビジネス・タイムズが1992年に統計を取り始めて以来の最長。前月比では0.4%の減少だった。貸付残高にはすべての通貨建ての融資が含まれるが、ほとんどはSドル建て。

 

貿易金融、製造業向け貸付残高も減少した。商業向け貸付残高は前年同月比24.7%減の564億Sドル(約4兆円)。製造業向けは7.2%減の273億Sドル(約2兆円)で、19ヵ月連続の減少だった。

 

個人向け貸付残高は2.8%増の2,450億Sドル(約19兆円)。うち住宅ローンは3.8%増の1,872億Sドル(約14兆円)、クレジットカード残高は4.8%増の102億Sドル(約7,800億円)。証券融資が24億Sドル(約1,800億円)と2倍強に増加した。

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