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経済

2016年7月21日

SMRTの買収・上場廃止、テマセクが提案

<シンガポール>
国営投資会社テマセク・ホールディングスは、鉄道運営会社のSMRTに対し株式公開買い付け(TOB)を提案した。買い取り提示価格は7月15日の株価に8.7%上乗せした1株1.68Sドル(約132円)で、総額11億8,000万Sドル(約925億円)になる。テマセクはSMRT発行済み株式の54%を既に保有しており、残余株を買い付ける。

 

買収が成立すればテマセクはSMRTの上場を廃止する。共同声明でテマセク、SMRTは「上場を廃止することで、上場企業が受ける圧力を感じることなく、安全で高品質の鉄道サービスを提供するとの本来の役割に集中できる」と説明した。

 

SMRTをめぐっては新たな組織・運営形態への移行が最近、発表されたばかり。SMRTは鉄道資産を約10億Sドル(約784億円)で陸運庁(LTA)に譲渡し、LTAから運行免許を取得して運営に当たる。利払い・税引き前利益率が5%となるよう、収入が調整される。

 

SMRTは10月にも臨時株主総会を開き、TOBを受け入れるかの決議を行う。それまで一切、テマセクは申し出価格を変更しない。発行済み株式の保有率で、75%超の株主が賛成すると、TOBが成立する。テマセクは投票権を行使しない。

 

テマセク・インターナショナルのチア・ソンフィー社長は「買収後はサービスと生産性を向上させる」と語った。

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