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経済

2016年6月13日

ペナンの世界遺産ショップハウス、外国人の参入で賃料上昇

〈シンガポール〉
シンガポール人を中心に外国人投資家がマレーシア・ペナン州ジョージタウンの、戦前に建設されたショップハウスを購入し、改装した上で以前の5倍の賃貸料で貸し出しているとして、地元で批判の的になっている。

 

賃料が上がったため退去を余儀なくされた住民がいるためだ。ジョージタウンは世界文化遺産で、指定区域内のショップハウス(1階が住宅、2階から上が住居の建物)は3,853戸。

 

現地紙によれば、2010年以前の賃貸料は月1,300リンギ(約3万4,000円)だったが、外国人投資家は7,000~1万リンギ(約18万2,000~26万円)で賃貸している。シンガポールのショップハウス街と似ていることから「リトル・シンガポール」と呼ばれる区画もある。

 

現地非政府組織(NGO)ジョージタウン・ヘリテージ・アクションは「住むには高額になりすぎ、ジョージタウンの生活スタイルが失われつつある」とし、賃貸料統制が必要との考えを示した。

 

約100戸のショップハウスを所有するチア氏族の信託機関、チア・コンシはこれまでどおり1,500~2,700リンギ(約3万9,000~7万円)の賃貸料で貸しており、ピーター・チア会長は「民間不動産の所有者はそれから利益を生み出す権利があるが、われわれは持続可能な街を目指す」と語った。

 

購入に熱心なのはワールド・クラス・ランドで、宝飾品を扱うシンガポール上場企業アスピラルの子会社。

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