シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP4月の非石油地場輸出は8%減、続く外需の低迷

貿易

2016年5月18日

4月の非石油地場輸出は8%減、続く外需の低迷

〈シンガポール〉
シンガポール国際企業庁(IE)は5月17日、4月の貿易統計を発表した。非石油地場輸出(NODX=石油輸出・再輸出を除く輸出)は前年同月比7.9%の減少で、減少幅は前月の15.7%より小さかったものの、先行き明るさは見えない。

 

前月比では4.5%増の127億Sドル(約1兆127億円、季節調整済み)。DBS銀行のエコノミスト、シア氏によると、3月の輸出が低水準だったのが増加という形をとって現われた。

 

実際、製造業の先行きを占う中間財輸入は前月より14億Sドル(約1,116億円)少ない35億Sドル(約2,791億円)で、2ヵ月連続の減少だ。シア氏は「後々、輸出額の減少という形をとる」と指摘した。

 

NODXのうち、電子機器輸出は前年同月比7.4%の減少だった。電子機器以外の輸出は8.1%の減少だった。気を吐いたのが薬品輸出で、17.9%の増加だった。

 

大華銀行(UOB)のリュー氏は「この先数ヵ月、NODXの低迷は続く」とコメントした。 OCBC銀行のリン氏も、貿易の見通しは暗く、この影響で第2四半期の国内総生産(GDP)は前期比1%の減少が予想されるとした。

 

輸出市場別では、上位10市場のうち欧州連合(EU)と香港を除く8市場向けが減少した。韓国向けは26.7%、台湾向けは22.5%、インドネシア向けは20.4%、それぞれ減少した。

 

総貿易は683億Sドル(約5兆4,662億円)で、前月より26億Sドル(約2,073億円)増加した。

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