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国際

2016年5月6日

マレーシアの1MDB疑惑めぐり、検察が容疑者の拘留延長を請求

〈シンガポール〉
首席検察官のタン・ケンフィー氏は5月4日、マレーシア国営投資ファンド「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」をめぐる資金洗浄疑惑で、贈賄容疑で拘留しているケルビン・アン容疑者に対する拘留の延長を裁判所に請求した。請求理由の開示で検察が何に絞って捜査しているかの一端が明らかになった。

 

裁判所への陳述書でタン氏は1MDBの社名には触れていないが、1MDBにかかわる捜査というのが公然の秘密。タン氏は「複雑な取引であり、内容を解明し全体の意味をつかむには相当の時間が必要」と延長請求の理由を述べた。

 

アン容疑者は企業金融会社NRAキャピタルの副ディレクターだったリー・チーワイ氏に、査定書作成で手心を加えるよう要請。3,000Sドル(約24万円)の賄賂を渡したという。

 

査定対象は、ケイマン諸島登録のファンドに対する1MDBによる23億米ドル(約2,460億円)の投資で、ファンドは香港のブリッジ・パートナーズが運営していた。

 

アン容疑者は、別の容疑者でプライベート銀行BSIシンガポールの行員だったヨー・ジアウェイと2年ほど取引上の関係がある。事件ではヨー容疑者が中心人物とみなされている。裁判所は、拘留を続けさらに取り調べる必要があるとの検察の主張を認めた。

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