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経済

2016年5月5日

シングポストの情報公開過失、特別監査結果を公表

〈シンガポール〉
郵便のシンガポール・ポスト(シングポスト)は4月3日、筆頭社外取締役キース・テー氏による情報開示の過失に対する特別監査の結果を発表した。

 

監査を委託されたのはプライスウォーターハウスクーパースとドゥルー・アンド・ネーピアの2社で、「情報開示で些細な過失があったが、意図的ではなかった」と結論付けた。発表を受けテー氏は直ちに社外取締役を辞任する意向を表明。監査委員会、役員指名委員会、執行委員会からも退くと表明した。

 

シングポストは2014年7月の取引発表に際し見過ごしがあったとして昨年12月、特別監査を委託した。取引とは混載業者FSマッケンジーの買収で、シングポスト取締役の関与はないとしていたが、実際は、売却側にアドバイスしていたスターリング・コールマンの株式34.5%をテー氏が保有していた。

 

特別監査チームは「発表文書をまとめたシングポスト職員の不注意によるもの」と結論付けた。発表文の間違いを指摘したのがテー氏自身で、会社側に間違いを通知した。

 

これを受け総務担当者のウォン氏が法律事務所の弁護士、ン氏にアドバイスを求めたが、発表文書の訂正は不要とのアドバイスだった。別の総務担当者タン氏も訂正は不要との意見に同意。シングポストは訂正声明を出さなかった。この結果、シングポスト取締役会に情報開示の過失が知らされることはなかったという。

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