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政治

2016年4月29日

限られた労働力の最大活用を、政府と経営者連盟がメッセージ

〈シンガポール〉
メーデーを控え人材開発省とシンガポール全国経営者連盟(SNEF)は4月27日、それぞれ国民向けメッセージを発表。ともに、限られた労働力の最大活用、生産性改善の必要性を訴えた。生産性改善は鈍く、10年から15年の改善率は平均で年0.4%。

 

リム・スイセイ人材開発相は「少ない労働力で運営できる経済、より生産性の高い労働力になるための努力を強めなかった、労働力が経済成長の障害になる可能性がある」と述べた。

 

リム氏は、企業が成長を続け、失業率が低水準で推移し、賃金が上昇を続けるためには生産性改善が唯一の手段と強調。「経営者がすべての労働者を尊重し、全ての労働者が仕事を尊重することを学べば、成功は確実だ」と述べた。

 

シンガポール金融管理庁(MAS)は26日に発表した半年ごとの経済レビューで、労働需給のひっ迫が緩和しているため、今年の賃金上昇率は鈍化し、居住者(国民と永住者)の失業率は上昇するとの見通しを示した。

 

SNEFのロバート・ヤップ会長は「生産性改善は緊急を要する」と強調。労働力の増加が頭打ちになりつつある中、自動化の多用が必要と訴えた。また高年者も労働力の勘定に入れる必要があり、高年者にも新たな技術を学ぶ意欲が必要だと述べた。

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