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経済

2016年4月27日

観光業てこ入れ、5年間で7億Sドルを支出

〈シンガポール〉
イスワラン通産相は観光業てこ入れのため5年間で7億Sドル(約575億円)をマーケティング強化などに充当すると4月25日の観光会議で発表した。アジアでは中間所得層の増加で域内旅行需要が拡大しており、長期的には基礎的条件は健全だが、不透明な世界経済、受け入れ側の能力不足など短期的課題に取り組む必要があるという。

 

具体的には、客船ビジネスなど成長の潜在性のあるすき間市場を振興する。観光客の嗜好を知るためのデータ分析など技術導入を支援する。ホテル敷地内の改善を支援する。

 

外国人入国者数は10年から13年にかけ好調に増加したが、その後はシンガポールドル高など複数の要因が重なり伸びが鈍化。昨年の入国者数は0.9%増にとどまり、観光収入は減少した。支出額の多いビジネス客の減少が響いた。

 

政府観光局(STB)のヨー最高責任者は、支出額の多い観光客を呼び込む戦略を示した。インドネシア、中国、インドの二次都市や、ミャンマーなど新興市場でのマーケティングを強化する。旅行者の種類では、若い子どもを持つ家族、働くミレニアム世代(1980年代〜1990年代に生まれた人)、旅行好きの退職者に焦点を当てる。

 

観光業への人材呼び込みも推進する。STBはホテル協会、大手ホテルと提携し、業界でキャリアを積む人材を育成する。

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