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貿易

2016年4月19日

3月の非石油地場輸出、16%の大幅減に

〈シンガポール〉
シンガポール国際企業庁(IE)は4月18日、3月の非石油地場輸出(NODX=石油・再輸出を除いた輸出)は前年同月比15.6%の減少だったと発表した。これほどの大幅下落は13年2月以来。前月比では0.2%増(季節調整済み)で、額は122億Sドル(約9,750億円)だった。

 

DBS銀行のエコノミスト、シア氏は、第1四半期の工業生産高、国内総生産(GDP)の確定値は速報値を下回るとの見方を示した。

 

IEによると、NODXのうち電子機器輸出は前年同月比9.1%の減少だった。集積回路(IC)、パソコン、パソコン部品の輸出が特に減少した。電子機器以外の輸出は18%減だった。船舶、薬品、石化製品輸出が大幅に減少した。

 

外需低迷は続いており、主要輸出市場上位10カ国・地域のうち、輸出が増加したのは日本と香港のみ。欧州連合(EU)向けは39%、中国向けは14%、インドネシア向けは20%、それぞれ減少した。

 

中国の不振の影響は大きく、過去10ヵ月間は中国への輸出減が貿易統計に影を投げかけた。シア氏は、中国経済の減速は構造的なもので、シンガポールからの輸出不振は当分続くと予想している。

 

製造業の先行指標である中間財輸入は49億Sドル(約3,916億円)で、前月より8億Sドル(約640億円)減少した。再輸出、石油貿易を含めた総貿易額は前月比3%減の659億Sドル(約5兆2,660億円)。

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