シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPERP・公共輸送機関の監視カメラ映像、テロ対策に利用

政治

2016年4月7日

ERP・公共輸送機関の監視カメラ映像、テロ対策に利用

〈シンガポール〉
シャンムガム内相は4月6日、内務省予算の審議に際し、道路使用に課金する自動料金収受システム(ERP)の交通データ、および公共輸送機関に設置されている監視カメラの映像をテロ対策に使用することを明らかにした。

 

これに対し複数の議員がデータ流出の懸念を表明したが、シャンムガム氏は「入手できるあらゆるデータ資源を利用する。疑わしい人物の行動パターンを知るためだ」と監視を強める方針を強調した。

 

政府はこれ以外のテロ対策として、海外機関と情報共有し、テロの標的になる可能性のある施設の警備を強化するほか、SGセキュアの名称で地域社会での警備強化を進める。SGセキュアではテロへの意識を高めてもらうだけでなく、実際の行動を呼び掛ける。またシャンムガム氏は、テロ対策の重要な柱として警察の監視カメラ増設を表明した。

 

アムリン・アミン内務政務次官の補足説明によると、テロ攻撃を受けた時にどう対応し、復旧するかについて、地域や学校で講習を行う。

 

公共輸送機関の監視カメラ映像の利用について、労働党のプリタム・シン議員らはデータ流出の懸念を表明した。2月に次世代ERPシステムが発表された時も、車両がどこにいるかをいつでも特定できることから、プライバシー侵害の懸念が指摘されていた。

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