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経済

2016年4月6日

オシム創業者によるTOB、成立は困難な見通し

〈シンガポール〉
マッサージチェア、サプリなどを製造・販売するオシム・インターナショナルの創業者、ロン・シム氏は株式公開買い付け(TOB)に乗り出したが、買い取り提示価格が低いとアナリストはみている。

 

シム氏とその家族はオシム発行済み株式の70%弱を保有しており、残りの株を株主から買い取り、上場を廃止する計画だ。当初の買い取り申し出価格は1株1.32Sドル(約108円)で、提案までの1ヵ月間の加重平均株価に31.8%のプレミアムを載せた。

 

しかし株主の反応は鈍く、オシム氏は4月5日午前、買い取り申し出価格を1.39Sドルに引き上げた(期末配当の2セントを含む)。発表を受けオシム株価は一時1.4Sドルまで上がったが、その後、1.37Sドルに下げた。7日の申し出価格が最終提案で、応募締め切りは19日。

 

オシム株は、1月の市場乱高下の際は0.775Sドルまで下がった。しかし提示価格より高い価格で購入した株主は多い。

 

アナリストによると、オシムの2位~7位株主は合計して、総発行株式の13.79%を保有しており、12年から14年にかけ188Sドル(約1万5,000円)前後で購入した。これらの株主が全員TOBを拒否すれば、TOB成立の可能性は低い。

 

オシムのほかの株主は、キャピタル・グループ、モルガン・スタンレー、マッコーリーなどがからむ投資ファンド。

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