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金融

2016年4月4日

シンガポールの銀行アウトルック、ムーディーズがネガティブに引き下げ

〈シンガポール〉
格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスはシンガポールの銀行(DBS、OCBC、UOB)に対するアウトルックを、安定的から、格付けが下方に向かう可能性を示すネガティブに引き下げた。2月の銀行の貸付残高が5ヵ月連続で減少したことが要因。

 

ムーディーズは、シンガポールの銀行は資本金、貸倒引当金、収益とも余裕があり、資金調達、流動性も問題ないとした。このため格付けは上から2番目のAa1を維持した。

 

一方で「今年の銀行の経営環境は厳しくなり、貸付金の質、利益に影響すると我が社はみている。国内・域内の経済成長や貿易の減速も、信用格付けにはマイナス要因だ」とした。

 

ムーディーズ発表に対しDBSグループの広報担当者は、ムーディーズの格付け手法は、銀行が営業する国のマクロ経済状況を分析したものと指摘した。ムーディーズは、中国、香港、マレーシアの経営環境も悪化したと発表している。

 

別の格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、シンガポールの銀行の基礎的条件は健全とし、安定的とのアウトルックを維持した。3行とも困難を切り抜けるだけの財務力があり、政府からの特別な支援も期待できるという。

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