シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポールの存在意義が根本課題、予算案めぐり

政治

2016年3月24日

シンガポールの存在意義が根本課題、予算案めぐり

〈シンガポール〉
4月新年度の予算案が3月24日、国会に提出された。企業、家庭、個人向け措置に多くの関心が集まるのは当然のことだが、シンガポールがいかに世界、特に東南アジアの中で存在意義、今日性を保つかがより根本的な課題と言えそうだ。

 

シンガポールは常にビジネスをするのが容易な国のランキングで上位にランクされており、空運、海運のハブ(拠点)でもある。しかしシンガポールが常にそうあり続ける保証はないと専門家は指摘する。

 

みずほ銀行のエコノミストは「成功を当然視することはできない」と指摘。クレディ・スイスは、地球温暖化で北極ルートが発展していること、中国がタイ、ミャンマー経由の貿易を強化していることを取り上げ、シンガポール港の地位は脅かされていると述べる。

 

こうした状況を受け政府は成長市場としてどこに注目すべきかを研究しており、経済開発庁(EDB)のベー長官は「アジアが引き続きシンガポールに成長をもたらす。それは中国に限定されず、東南アジア、インドも意味する」と語った。

 

国際企業庁(IE)の東南アジア担当幹部は、インドネシア、ミャンマー、ベトナムが有望とみている。シンガポール企業はこれらの国での製造拠点設立や、公益、都市開発、運輸などインフラ事業の受注を目指すことができるという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポールの存在意義が根本課題、予算案めぐり