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経済

2016年3月17日

シンガポールのGDP増加率予想、エコノミストが下方修正

〈シンガポール〉
製造業の不振を受け、民間エコノミストは今年の国内総生産(GDP)増加率予想を再び下方修正した。調査を実施したのはシンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)で、2月24日、質問状をエコノミストに送付し24人から回答を得た。

 

GDP増加率予想の中央値は1.9%で、3ヵ月前の調査時の予想(2.2%)より下がった。項目別では、GDPの5分の1を占める製造業の生産高予想は2.7%の減少(前回は1.2%減)に悪化。金融・保険の生産高予想も5.9%増から3.6%増に低下した。一方、建設業生産高は2.6%増(同1.2%増)と上向いた。回答を寄せたエコノミストは、「年明けとともに、原油価格の乱高下や外需減少の兆候により、見通しが悪化した」との認識を示した。

 

失業率予想は2.1%で変わらず。消費者物価指数(CPI)は0.2%の下落(前回は0.5%の上昇)になった。政府予想(マイナス1~0%)の範囲内だ。コアインフレ(CPIから、住宅賃借費、自家用車所有にかかわる経費を除いた、生活実感に近いインフレ指標)予想は0.8%(同1%)だった。大華銀行(UOB)のエコノミストは「前回の調査以降、製造業を取り巻く環境は楽観できないものだった」と指摘。GDP予想の下方修正は自然な流れと述べた。

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