シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPチャンギ刑務所の一部、記念建造物に指定

文化

2016年2月16日

チャンギ刑務所の一部、記念建造物に指定

〈シンガポール〉
シンガポール国家遺産局は2月15日、チャンギ刑務所の正門、壁、監視用小塔を72番目の記念建造物に指定したと発表した。15日はシンガポール陥落74周年。

 

刑務所には連合軍の兵士、軍属7万6,000人が捕虜として刑務所の門をくぐり、多数が狭い場所に収容された。栄養失調で多数の捕虜が衰弱した。

 

もともとの建物は2004年に取り壊され、現在あるのは新しい建物。しかし豪州の要請で、正門、壁、小塔を残した。正門は壁の一部になっている。

 

国際記念物遺跡会議(イコモス)シンガポール委員会のケビン・タン委員長は、刑務所は日本のアジアにおける戦争でシンガポールが重要な場所であることを示すものと述べた。

 

刑務所は現与党の人民行動党(PAP)党員が1950年代のストライキ主導で収監された場所でもある。

 

建造物の指定を受けた壁などは柵で囲まれているため外からは見えない。このため刑務局は再開発を行い、外から見えるようにする。

 

シンガポールは2003年に取り壊し計画を発表したが、豪州のアンダーソン副首相、ダウナー外相(いずれも当時)が保存を要請した。豪州人が収監された刑務所であるためで、ダウナー氏の父親も3年間収容された。この結果、正門など3点の保存が決まった。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPチャンギ刑務所の一部、記念建造物に指定