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貿易

2016年2月11日

天然ゴム輸出主要国、価格てこ入れで輸出量を削減

〈クアラルンプール〉
天然ゴム主要生産・輸出国のタイ、マレーシア、インドネシアで構成する国際3ヵ国ゴム協議会(ITRC)は2月4日に開いた閣僚会議で、低迷する価格の引き上げを目的に、3月から6カ月間、合計輸出量を61万5,000トン減らすことで合意した。

 

天然ゴム国際価格は供給過剰、需要低迷で2008年の国際金融危機以来の低水準に落ち込んでいる。

 

輸出カットの情報を受け、日本、シンガポール市場では指標となるゴム先物価格が2~3%上昇した。しかし天然ゴム生産者は、削減量が少なすぎると不満を抱いている。

 

タイ、マレーシア、インドネシア3ヵ国で、世界で生産される天然ゴムの67%を生産している。輸出削減量は、タイが32万4,000トン、インドネシアが23万8,740トン、マレーシアが5万2,260トン。3国は、道路、鉄道建設用など国内消費を増やすことでも合意した。

 

タイ農業省は「ゴム生産農家にとり妥当な価格水準にするのが目的」との声明を発表した。クアラルンプールのゴム取引業者は、輸出削減より生産削減の方がより効果的、との意見だ。

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