シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP金利上昇受け銀行、定期預金金利を引き上げ

金融

2016年2月10日

金利上昇受け銀行、定期預金金利を引き上げ

〈シンガポール〉
低金利環境ながら、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げを受け金利が上昇しており、資金調達コストが上昇している。このため銀行は低金利で調達できる預金の確保に躍起で、定期預金金利の引き上げ競争が起きている。預金者数が少ない外銀が特に預金確保に熱心だ。

 

マレーシア系CIMBは2万Sドル(約164万円)以上の1年物定期に1.8%の利息を付ける。OCBC銀行は同条件の定期預金に1.7%の金利を設定した。

 

マレーシア最大手のマラヤン・バンキング(メイバンク)は2万5,000Sドル(約205万円)の1年物定期預金の金利を1.9%に設定した。英系スタンダード・チャータード銀行は同条件で1.8%の金利を提示した。

 

英系HSBCはやや短期の定期に優遇金利を付けており、3万Sドル(約246万円)以上の7ヵ月物定期に1.65%を提示。大華銀行(UOB)は2万Sドル(約164万円)以上の13ヵ月物定期に1.7%の利息を付ける。

 

預金金利上昇はシンガポール貯蓄債(SSB)の売れ行きに影響する可能性がある。SSBの1月の売れ行きは低調で、専門家は、SSBの利回りが上昇するかを投資家は見極めるため待ちの姿勢をとっているという。

 

先月売り出しのSSBの利回りは年1.06%ほど。OCBCの投資ストラテジストは、投資家の資金がSSBから定期預金に流れた可能性を指摘した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP金利上昇受け銀行、定期預金金利を引き上げ