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IT

2016年2月10日

ICT人材の不足が顕著に、就職は売り手市場

〈シンガポール〉
シンガポールは、都市が直面する課題を最新の情報通信技術(ICT)を活用して解決し、住みやすい環境を目指すスマート国家構想に着手しているが、ICT分野の人材不足に直面しており、効果的対策が必要だ。

 

情報通信開発庁(IDA)によると、2014年に情報技術(IT)分野で働いている専門職者は15万人で、1万5,000人不足していた。来年末までにはサイバーセキュリティー、データ解析、アプリケーション開発などでさらに1万5,000人の専門職者が必要になるという。

 

IT従業員の確保で特に困難に直面しているのが中小企業。携帯アプリ開発のBSTコンサルティングではアジア全域に100人の社員がおり、遠隔就労しているが、シンガポールでの就労者はわずか7人。パディー・タン最高経営責任者は「人材確保では大手と競わざるを得ない。新卒者でも就職先の選り好みをする」と述べた。雇う側は選り好みなどできない。

 

業界関係者によると、ITを学んだ卒業生の不足に加え、時代にそぐわないプログラミング言語を学校で教えているケースもある。

 

IT専門職者の賃金は上昇しており、5年の経験がある開発者で月7,500Sドル(約61万5,200円)。新卒でも3,000Sドル(約24万6,000円)は確実だ。

 

IDAのスマート国家事業担当者によれば、デジタル化は世界的現象で、どの国でもIT専門家は引く手あまただという。

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