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経済

2016年1月18日

中国経済の減速が新たな常態、需要回復は望み薄

〈シンガポール〉

シンガポールの最大の貿易相手国である中国の経済減速の影響は大きく、シンガポールは需要減という現実への対応を迫られている。

 

昨年の中国経済の増加率は推定6.9%と、過去25年間で最も低い。成長のけん引役も、輸出、投資から、内需に移行しつつあり、今年はさらに減速するとの見方が支配的だ。

 

シンガポールで中国経済の動向の影響を直接受けるのが観光業で、旅行会社ゴールデン・トラベル・サービスは、春節時の中国関連ビジネスは昨年より10%衰えると予想している。経済減速に加え、政府の汚職取り締まりで、公務員が家族とともに外国旅行に出るのを控える見通しのためだ。

 

中国企業は国内調達を増やしており、人民元安もあり、シンガポールの中国への輸出が影響を受ける可能性がある。

 

CIMBプライベート・バンクのエコノミスト、ソン氏は「中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)全体にとっても重要で、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン経済もこの2年間、減速した」と語った。

 

中国経済は長期にわたり徐々に勢いを失う、というのが大方のエコノミストの見方で、DBS銀行のシア氏は「かつてのような需要を中国に期待することはできない」と語った。

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