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経済

2016年1月14日

原油価格が30米ドルを割り込み、製油業にはプラスもリグ業者には打撃

〈シンガポール〉
原油価格が1バレル30米ドル(約3,542円)を割り込んだ。1月12日のニューヨークの原油先物市場で、米国産標準油種(WTI)の2月渡し価格が一時、30米ドルを割り込んだ。12年ぶりのことだ。

 

国際石油業界では業務再編が進んでおり、英BPは従業員総数の5%に当たる4,000人を追加整理する。

 

シティグループの一次産品調査部長、モース氏が昨年2月、原油は1バレル20米ドル(約2,361円)台になる可能性があると発表した時、市場から無視されたが、現実味を帯びてきた。

 

原油価格の低下はシンガポールにとり、公益料金の下落、ガソリン値下がり、インフレ低下につながる。

 

産業界への影響はまちまちだ。シンガポールは石油取引センターであり、製油センターでもある。製油業者には精製マージンの拡大が見込める。石油を原料とする化学業界も利益率の拡大を享受しているようで、アナリストによれば、化学品メーカーの昨年の業績改善は顕著だった。

 

対照的にリグ(油井掘削装置)メーカーにとっては厳しい状況だ。採掘活動が衰えているためリグ注文が激減しており、リグ大手のケッペルとセムコープ・マリンの顧客であるセテ・ブラジルは破たん寸前だ。既に14年11月からケッペル、セムコープへの代金支払いは滞っている。

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