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経済

2011年8月29日

製造業への投資、第2四半期は120%増 日本が31億リンギで最多

〈クアラルンプール〉
マレーシア工業開発庁(MIDA)の発表によると、今年第2四半期の製造業への投資額(認可ベース)が前年同期比120%となる164億リンギ(約4,211億円)だった。2008年第1四半期以来最も早いスペースの増加となった。うち、外国投資は102億リンギ(約2,619億円)で、4四半期連続で増加した。今年上期の投資認可額は286億リンギ(約7,344億円)となった。

外国投資は日本や米国、オランダ、中国、台湾、シンガポールなどから流入した。日本が最大の投資元で、全体の30.3%を占める31億リンギ(約796億円)の投資があった。投資分野は電気・電子、化学・化学製品、石油製品、運輸機器、プラスチック、金属などだった。

CIMBインベストメント・バンクのリー・ヘングイエリサーチ長は、政府による投資推進政策が功を奏し、外国直接投資(FDI)の流入が増えていると指摘。国内直接投資も投資全体の成長を牽引すると見られており、外国投資の誘致に繋がると述べた。

CIMBインベストメント・バンクは今年の製造業への投資認可額の予想を事前予想の450億~500億リンギ(約1兆1,555億~1兆2,839億円)から、500億~550億リンギ(1兆2,839億~1兆4,123億円)に情報修正した。2012年のFDI額は350億~400億リンギ(約8,987億~1兆271億円)になると予想している。

今年のFDIは250億~300億リンギ(約6,420億~7,703億円)に増えると見込まれており、政府による経済改革プログラム(ETP)による投資機会の創出が期待されている。

国連貿易開発会議(UNCTAD)はマレーシアを、2011~2013年のFDI受け入れ経済のトップ20にリストしている。UNCTADの報告書では太陽光発電や電気・電子、医療機器、石油・ガスセクターを新たな成長分野に位置づけている。

マレーシアン・レーティング・コープのチーフ・エコノミスト、ノル・ザヒディ・アリアス氏は世界経済は
欧米を中心に減速傾向にあるが、世界経済が再び危機に陥ることは考えにくいと指摘。投資家は大きなリターンが期待できるプロジェクトに投資する見込みだと述べた。

RAMホールディングスのチーフ・エコノミスト、イア・キムレン氏は、民間投資は1998年の金融危機以降低調だと指摘。マレーシアへの投資はETPへの反応などから反応して好調が見込まれると述べた。

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