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社会

2011年7月29日

シベットコーヒー、ジョホール州の農家も注目

〈ジョホール〉
コーヒー豆の価格が下がっている中、ジョホール州の一部のコーヒー農家が、シベットとよばれるジャコウネコ科の動物の糞に含まれるコーヒー豆が驚くほどの高値で取り引きされることに目を付けはじめた。シベットはこれまで果物を狙う害獣として罠で駆除されたりしていたが、最近ではコーヒー豆の混じった糞集めに力をいれているという。

オランダ統治時代のインドネシアで始まった「シベット・コーヒー」、インドネシア名「コピ・ルワク」は、シベットがコーヒーの実を食べて排泄した種のことで、シベットの消化器官を通るうちに消化酵素が働いて発酵し、チョコレートの香りがする高品質のコーヒー豆になるという。

ジョホール州でも1杯で50リンギ(約1,320円)程度するが、クアラルンプール(KL)では168リンギ(約4,440円)、シンガポールでは60シンガポールドル(約3,890円)もの高値で販売されている。

シベットは夜中にコーヒーの実を食べ、夜明け前に排泄するとされる。糞1キログラムから500グラムの豆が採れる。現在は1キログラムあたり3,100リンギで取り引きされているという。

これまでも「シベット・コーヒー」の価値は知られていたが、排泄物からとれることからイスラム教徒にとってハラム(禁忌)となっており、これが生産者や政府を消極的にさせる要因となっている。

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