シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMASの経営再建、全てを入れ替え=新CEO

その他

2015年5月27日

MASの経営再建、全てを入れ替え=新CEO

〈クアラルンプール〉

マレーシア航空(MAS)の新最高経営責任者(CEO)であるクリストフ・ミュラー氏はインタビューの中で、新体制への移行について、近く発表される予定のリブランディングやネットワーク戦略の変更を含め、全体的に大きな変化を伴うことになるとの考えを明らかにした。

また、経営再建を進める中でもフライトや予約された便は全て予定通り運航するとし事業運営には直接影響はないと強調した。

5月1日付けで就任したクリストフ・ミュラーCEOは、ロイター通信のインタビューの中で、新生MASはスタートアップ企業のようになると指摘。60億リンギを投じて行われる事業再建は商業的にも大きく変化することとなり、エラーは許されないと決意を表明した。また、これまでのMASとは全てが変わることになると指摘した。同CEOはこれまでにドイツのルフトハンザ航空やサベナ・ベルギー航空(2001年に倒産)、アイルランド国営のエアリンガス航空などの事業再建に携わった経験がある。

国営投資会社カザナ・ナショナルは25日に発表した声明の中で、監査法人プライスウォータークーパース・マレーシアがMASの資産や負債の新会社への引き継ぎの監督役となると明らかにした。

MASは数年に渡り赤字経営が続いていたところに昨年3月にMH370便がレーダーから姿を消した後消息不明となり、239人が不明となる事件が発生、7月にはMH17便がウクライナ上空で攻撃を受け乗客乗員298人全員が死亡する悲劇に見舞われた。

アナリストはMASの再生の鍵は、マネジメントによるコスト削減や効率化、クアラルンプール(KL)を地域のハブとして活用し利益を上げることができるネットワークを構築すること、他の航空会社とのパートナーシップ関係の強化だと指摘している。これまでは、MASの経営への政府による関与や政治的なコネクションがあるサプライヤーへの契約発注などが行われてきた。

事業再建に当たりMASは2万人の従業員に対して解雇通知あるいは再雇用通知をする予定をしており、労働組合からは透明性のあるプロセスを望むとの声が出ている。

提供:マレーシアナビ!

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMASの経営再建、全てを入れ替え=新CEO