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経済

2012年11月15日

アブダビ・イスラム銀の起債、応募超過に

アブダビ・イスラム銀行(ADIB)が実施した10億米ドル(約800億円)の起債計画に対し、155億米ドル(約1兆2,000億円)相当の応募があった。うち35億米ドル(約2,790億円)はシンガポールの投資家からの申し込みだった。
ADIBはアラブ首長国連邦(UAE)アブダビの王族が過半株を保有するイスラム銀で、国際市場で初の無期限スクーク(イスラム債券)の発行となった。調達した資金を中核資本に充てる。
無期限債で、6年目を迎えるまでは償還しない。予定利回りは6.375%。イスラム教では利子を禁止しているため、投資家はパートナーとして利益の配分を受ける。
ADIBはシンガポ-ル、UAEのほか、香港、ロンドン、チューリヒ、ジュネーブで募集活動を行った。幹事行は、HSBC、モルガン・スタンレー、スタンダード・チャータード銀など。
債券を購入したのは、プライベートバンク、資産運用・ファンド業者、商業銀行など。シンガポ-ルの投資家は全体の18%の割り当てを受けた。マレーシアは世界最大のイスラム金融センターだが、マレーシア投資家の購入はなかった。無期限債になじみがないためのようだ。
スタンダード銀によると、今回の起債が成功したことで、マレーシアやインドネシアの企業がシンガポールで起債に乗り出す可能性が生まれた。

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