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経済

2012年10月10日

景気後退は回避の可能性、外遊中のリー首相

ニュージーランドを訪問中のリー・シェンロン首相は10月9日、シンガポール海軍の巡洋艦を視察した際の同行記者団との会見で、国内総生産(GDP)が2四半期連続で前期を下回る技術的な景気後退(テクニカルリセッション)は起きない可能性が生じたと述べた。
多くのエコノミストが7~9月期のテクニカルリセッションを予想しているが、リー首相は、速報値では前期比0.7%の減少だった4~6月期のGDPが、確定値ではプラスになった可能性があると強調。7~9月期のGDPが前期以下であっても、テクニカルリセッションにはならないとした。
リー首相によればシンガポール経済は成熟しつつあるため、テクニカルリセッションが起きやすいという。GDP増加率が1~2%と低い場合、減速すればゼロまたはマイナス成長になりやすいからだ。
数字上はわずかな差だが、リー首相は心理面への影響について「GDP統計が良好であれば、人々の気分、投資家心理へのプラス影響は大きい」と語った。通産省は10月12日、7~9月期のGDP速報値と、4~6月期の確定値を発表する。
テクニカルリセッションに陥ってもシンガポールは克服できるが、当面、景気はさらに低迷し、賞与も減額が予想されるという。

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