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社会

2016年1月6日

デング熱感染者数、12月最終週に急増

〈シンガポール〉
デング熱感染者が昨年末に急増した。12月27日から1月2日までの週に報告された感染者数は455人で、週ベースで昨年の最多だった。この結果、昨年通年の感染者数は1万1,000人余りになった。死亡者は4人。

 

感染者が多かったのは東部地域で、最も多かったのはタンピネスの178人。昨年、デング熱の感染者数は週300人以下と、ウイルスの動きは鈍かった。

 

前回、年の変わり目に感染者が増加したのは2013年で、同年は過去最多の2万1,000人が感染した。今年は感染者が増える可能性がある。

 

シンガポール環境庁(NEA)によれば、デング熱ウイルスを媒介するヤブカの増加が最近見られる。年末の気温がやや高めで、繁殖、成熟が早かったためと考えられるという。

 

勢力のある種の交代も懸念される。2013年3月以降は1型のウイルスに感染する者が多かったが、現在は2型が感染者の半数以上を占めている。勢力が強いウイルスタイプが変わると、免疫のある住民が少ないため、感染が急拡大するというのが過去の例だ。

 

感染が報告された患者数は氷山の一角で、実際の感染者は公式統計の20倍ということが調査から分かっている。何らかの症状があっても深刻にならない限り、患者は医者の診察を受けることがないからだ。

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