シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP日本の人気ロックバンド・ワンオクロックの初来星に750人が熱狂

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2012年7月3日

日本の人気ロックバンド・ワンオクロックの初来星に750人が熱狂

日本特有のバンド文化の海外波及を狙うイベント『J−LIVE ASIA』の2回目が催され、日本の人気ロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」が6月30日、シンガポールで初めてライブを行った。日本で旬のバンドの生演奏を見ようと750人がつめかけ、会場となったSCAPE内のライブハウスは満杯になった。
ワンオクロックのメンバーは、ボーカルのTaka、ギターのToru、ベースのRyota、ドラムのTomoyaによる4人構成。メロディアスなハードロックチューンに等身大のメッセージをぶつける楽曲が特徴的で、日本武道館や横浜アリーナなどでもライブを行い、数万人規模の動員を集める若手実力派ロックバンド。特に10代~20代の若者を中心に人気急上昇中。動画サイトのユーチューブなどでは海外ユーザーからのアクセスも多く、世界市場への飛躍も期待されている。
主にインターネットを活用し、専用ホームページと同イベントのフェイスブックでイベント告知と集客を図ったところ、チケットは完売したという。ライブでは『Re:make』、『アンサイズニア』、『Liar』、『完全感覚Dreamer』など全16曲を全身全霊で披露し、オーディエンスの熱烈なアンコールには『じぶんロック』、『内秘心書』で応えた。Takaが「また必ずこの場所に戻ってきたいと思っています。I ‘ll be back,I promise you ! 」と真摯な態度で観客に約束した場面では、「ありがとう」と日本語で呼応するローカル客の姿も。リーダーのToruは、今回の海外進出に大きな手応えを得たのか、アンコール曲の演奏中に「シンガポールはいいところだ~!」と叫び、充足感に満ちた表情を見せていた。
日本のアニメやポップミュージックに興味があり、現在日本語も勉強中というシンガポール人の学生のマリオさんとウィリアムさんは、ユーチューブを見て楽曲を聴き込み、最前列で見ることができたと語った。「大切な友達に向けて作った曲で、今日から皆さんは僕たちの友達だと言って歌ってくれた『C.h.a.o.s.m.y.t.h.』という曲に感動した。ドラムのTomoyaの演奏力もすごくて、ファンになった」(マリオさん)、「Takaの声が素晴らしい。最後にTakaと手を合わせることができて、ラッキーだった」(ウィリアムさん)と、興奮冷めやらぬ様子だった。
ライブ終了後、J−LIVE ASIAのフェイスブックページには「awesome」、「amazing」、「please come again」などと観客からの書き込みが相次ぎ、シンガポールでもしっかりファンを獲得したようだ。日本から駆けつけたという菊本千晶さん・直樹さん夫妻と小野寺静恵さんは「会場ではこちらのファンの子たちが積極的に話しかけてきてくれて、仲良くなれたのが嬉しい。ライブではアーティストとの距離も近かったので、一体感のあるライブを楽しめました。日本とはまた違った形で楽しめたので、ここまで来て良かったです」と語った。
今回のイベントは、経済産業省が推進するクールジャパン推進事業の一環として、電通シンガポールと現地企業のSOZOが共同で企画・運営した。電通シンガポールは、東南アジアでの日本コンテンツ海外進出の支援サービスを実施、SOZOとの協力体制で、日本のポップカルチャーを振興させるイベント「アニメ・フェスティバル・アジア(AFA)」を08年から開始した。現在ではシンガポールをはじめ、東南アジアの若者層に大型イベントとして知名度が高まっている。AFAの実施を機に、日本のアーティストの海外進出を日系企業とともに支援するため今年から開始した自主事業が『J-Live ASIA』。2回目となる今回のイベント制作は、大手芸能事務所のアミューズが担当した。

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