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経済

2013年10月24日

スマホ向けメッセージアプリ、シングテルが導入を中止

通信最大手のシングテルは、ワッツアップ(WhatsApp)やバイバー(Viber)同様のスマートフォン向けメッセージアプリケーションの売り出しを計画したが、開発業者が法廷闘争に巻き込まれたため発表を延期し、最終的に売り出しを取りやめた。
アプリの名称は「ループミー」。シングテルはコメントを回避しているが、アプリケーション販売店によると、ループミーは全ての機能を組み込んだ通信アプリとしてシングテル子会社から店側に提供があった。
シングテルは8月15日に全世界で大々的に売り出す予定だったが、直前の7月、ループミーにかかわったイスラエル企業のTジャットが、ループミー開発者のアムドクスおよびシングテルを相手取り米国の裁判所に提訴し、売り出しの差し止めを請求した。Tジャットが保有する技術に関するライセンス契約にアムドクスが違反したというのが理由だ。
裁判官は原告の請求を認めなかった。このためTジャットは請求内容を改め再び提訴し、紛争は仲裁に持ち込まれた。この時点でシングテルは紛争の当事者から外れた。
紛争を理由にシングテルは売り出しを2回延期し、最終的に販売を断念した。
バイバーやワッツアップを利用すると無料で通話やメッセージ交換ができるため、通信事業者の利益を損ねている。

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