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2013年10月21日

沖縄県、食のイベントで県産品拡大展開へ

シンガポールにおける県産品の拡大を図るため、沖縄県が目立ったイベント活動を展開している。10月17日から3日間行われた日本食イベント『Oishii Japan 2013』の出展と18日夜に行われた『おいしい沖縄じゃNIGHT』がそれだ。
JTB西日本とともに運営にあたった、LINK & SUPPORT Consulting Services Pte. Ltd.の大塚嘉一氏に聞くと、これら2つのイベント開催には、(1)展示会場での沖縄県産品アピールと個別商談促進、(2)バイヤーを招聘したセミナーでの、沖縄食材の魅力理解、(3)沖縄食材を使用した新たな提案によるマーケット拡大、と連動した取り組みになっている。
『Oishii Japan 2013』においては、11社が出展する大きなブースを会場内に設置。泡盛やオリオンビールはじめ、紅イモ、ゴーヤなどの野菜、もずくや海ぶどうなどの海藻品、沖縄塩、黒糖などの調味料など、沖縄ならではの特産品の数々が展示された。
展示会場では、18日、バイヤー向けに食の紹介をテーマとした1時間のセミナーを開催。近年、シンガポールでも注目を集める「健康」を全面的に打ち出し、「長寿」と「健康を育んできた食」という沖縄の特色を日本語と英語で伝えながら、約20品目の食品・食材の保存方法及び食べ方などを詳しく紹介。ミネラルやビタミン、アントシアニンなどの栄養素が含まれる食品が多く、「沖縄食品=健康食」というイメージの確立が期待される。
また、同日夜には、今年2度目となる『おいしい沖縄じゃNIGHT』がワンフラトンのイタリアンレストラン、フォリーノにて行われ、沖縄県産品を使用した料理――フォリーノの鳥居シェフによる創作料理とミミガーの坂田シェフによる伝統料理――が振る舞われた。また、泡盛を使ったカクテルやオリオンビールも提供され、招待客らは沖縄フードの魅力を存分に味わった。
パーティーの主催者でもある株式会社沖縄県物産公社の宮城尚志常務取締役は、「このようなイベントを通して沖縄商品のPRを続けていきたい。中でも特に泡盛やオリオンビールをシンガポールで押していきたい」と語り、また、「現在はまとまった量でないと販売できない状況のため小ロットではコストが高くなってしまうという問題があります。この部分を解消し、少量でも供給ができるよう努力していきたい」と販路拡大への意欲も語った。
招待客の中には沖縄県出身者も参加しており、「人の温かさや相互援助を意味する『ゆいまーる精神』など、沖縄の魅力をシンガポールでも伝えていきたい」(バーレストランPARK.のアシスタントマネジャー、Narisa Asatoさん)といった沖縄県民の思いが感じられる声も聞かれた。沖縄の魅力、大らかさと相互援助が感じられる雰囲気の中、終盤は参加者も交えての島踊りで宴は幕を閉じた。

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