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金融

2015年6月5日

巨額負債の1MDB、詳細報告書を公表 「新しい情報開示はなし」野党が批判

〈クアラルンプール〉

巨額の負債を巡り数々の疑惑が浮上している政府系投資会社、1マレーシア・デベロップメント(1MDB)は6月3日、5年間で418億リンギにまで膨らんだ巨額負債の理由について報告書を発表した。

1MDBの投資を巡っては国内で調達され、その一部から政府から保証を受けている資金154億リンギ(約5,163億円)が海外での投資や融資の担保に充てられたことについて批判が上がっている。今回の報告書ではそれらの理由については明記がなく、野党などから批判の声が上がっている。

1MDBによると、45億リンギ(約1,500億円)の負債は調達コストで、9億リンギ(約300億円)の負債は外国為替コストという説明だが、今後詳細に関する説明が求められることは必至だ。また、270億リンギ(約9,050億円)の借入金が行方不明となっていることについても様々な憶測が飛び交っている。マハティール・モハマド元首相はこの270億リンギ(約9,050億円)が不明となっている件を特に追及している。

1MDBの説明によると、61億リンギ(約2,045億円)はブレーゼン・スカイへの投資、51億リンギ(約1,700億円)がGILファンズへの投資、42億リンギ(約1,400億円)がアーバー・インベストメンツへの保証にそれぞれ充てられた。

また負債を抱えた発電所4ヵ所の買収に180億リンギ(約6,035億円)が使われた他、クアラルンプール中心部のトゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)やバンダル・マレーシアの開発のための土地取得費用、ペナン州アイル・イタムの234エーカーの土地の買収費用が負担を増やした。投資額はそれぞれ2億リンギ(約67億円)、4億リンギ(約134億円)、11億リンギ(約370億円)に上った。

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