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国際

2013年8月6日

「移民受け入れが日本に必要」、新著でリー元首相

リー・クアンユー元首相の新著「ワン・マンズ・ビュー・オブ・ザ・ワールド」が8月 6日、売り出された。400ページに及ぶ大著で、中東問題や米中のこと、世界経済の先行き、気候変動など幅広い分野について書いた。
シンガポールの出生率の低さについて述べた中で、同様の問題に直面している日本に言及し、「かつて比類なき国だったが、月並みな国になっており、低出生率が原因としてある」との見解を示した。
シンガポールと日本は人口動態が似ているが、違いは日本人が移民で問題緩和を目指していないことで、「外国人受け入れに関するかたくなさ、日本民族は純粋でなければという根深い考えが日本の衰退をもたらしている」と述べた。
著作に当たっては、ストレーツ・タイムズの編集長など複数の幹部編集者らに調査、編集を助けてもらった。
シンガポールの出生率低下については「シンガポールに限らず世界的な現象で、女性の解放、労働参加が根本原因にある」と主張。1970年代にリー氏が採用した「子供は2人まで」キャンペーンが出生率低下の一因になったとの意見には「ばかばかしい」と一蹴した。
リー氏は首相在任中、出生率低下の問題への取り組みを断念し、次の世代に委ねることを決めたという。

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