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金融

2014年10月28日

財政赤字削減目標、原油安で達成は困難 歳入の3割を石油に頼る状況=BoA

〈クアラルンプール〉
マレーシア政府は国家財政の30%を石油に頼っている状態だが、バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチ(BoA)は、原油価格の下落傾向が続くのであれば2015年度予算における財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を3%に抑える目標の達成は難しいと見ている。
アジア担当エコノミストのチュア・ハックビン氏は、「原油の国際価格が下げ止まりして回復しない場合には財政赤字3%の目標が達成できない可能性が高い」と言明。原油価格の10%下落すれば補助金削減などを勘案しても財政赤字を0.2%拡大させることになると指摘した。
マレーシアの2013年度の歳入は全体の17%、額にして360億リンギ(約1兆1871億円)を直接的な石油収入とロイヤリティ収入で賄っている。2015年度予算の立案に際しては原油価格を1バレル=100米ドルで算出している。チュア氏は、「ブレント原油価格が現在の水準である1バレル=85米ドル程度で留まれば、1年前の水準を20%も下回ることになる」という。
国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、2009年初頭に原油価格が70米ドルまで下がった時でも300億リンギ(約9892億円)の政府向け配当を維持した。このところ配当額は下がってはいるが、多大な投資圧力から配当を増やすことは難しいとみられる。

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