シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRT2号線、予算案での詳細発表で混乱 車両基地の設備能力巡り

社会

2014年10月14日

MRT2号線、予算案での詳細発表で混乱 車両基地の設備能力巡り

〈ペタリンジャヤ〉
大量高速輸送システム2号線(MRT2)の路線に関して、建設・輸送セクター関係者の間で混乱が起きている。当初、MRT2はスンガイ・ブローからプトラジャヤを繋ぐ線となると見込まれていたことから、今回の発表を受けて現行のスンガイ・ブローにある車両基地(デポ)の設備能力が過剰となるとの意見が出ている。
10月10日に発表された2015年度予算の中でMRT2の総工費は推定230億リンギ(約7,566億円)、セラヤンからプトラジャヤを繋ぐ線となり、来年着工すると明らかになった。5年後の完成を予定している。MRTコープのウィラ・アズハル・アブドル・ハミド最高経営責任者(CEO)は以前、2号線はスンガイ・ブローからプトラジャヤを繋ぐ線となると発言していた。
スンガイ・ブローにあるゴム研究所の跡地で建設が進められている車両基地と駅舎は東南アジアで最大規模で、MRT2路線に対応できる規模だという。車両基地にはメンテナンス施設や管理施設なども付属する予定。車両基地の建設費用は4億5,990万リンギ(約151億円)で、2016年第1四半期に完成する予定だ。
MRT2は全長56キロメートルで、2015年度予算に盛り込まれた、サラワクとサバを繋ぐ「パン・ボルネオ高速道路」(全長1,633キロメートル、総工費270億リンギ(約8882億円))に次いで大きなインフラプロジェクトとなる。連邦政府は歳出削減を図っており、予算赤字を国内総生産(GDP)の3%とすることを目標に掲げていることからMRT2プロジェクトが来年度予算に盛り込まれたことは想定外との声がでた。
MRT2がセラヤンからプトラジャヤを繋ぐ線となることが明らかになったことから、新たな車両基地をセラヤンまたはプトラジャヤで建設する必要があるとの意見が出ている。
MRT1号線(MRT1)はスンガイ・ブローとカジャンを繋ぐ全長51キロメートルの線で、50%が完成している。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRT2号線、予算案での詳細発表で混乱 車両基地の設備能力巡り