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社会

2014年8月25日

死亡事故発生のMRT建設現場、監督おらず

〈クアラルンプール〉
大量高速輸送(MRT)システム(KVMRT)1号線(スンガイ・ブロー~カジャン線)の工事現場で8月18日午後8時ごろに起きた事故でバングラデシュ人作業員3人が死亡したことを受け、職業安全衛生局(DOSH)が実施した事故原因の初期調査で、事故が起きた当時現場には現場監督のエンジニアがいなかったことが明らかになった。
開発するMRTトランジット・コープ(MRTコープ)の広報担当者、アミル・マフムード・ラザク氏によると、調査では現場監督がいなかったにも関わらず、犠牲になった労働者を含めた作業員が作業にあたっていた理由や、作業員に作業を行う許可を誰が与えたのか、責任の所在などについて、社内調査を通じて調べている。
MRTコープは下請け業者を含めて全ての建設業者が作業を行ううえで安全基準に従っているかどうかをチェックする体制も作っている。同プロジェクトのプロジェクト・デリバリー・パートナーはMMCガムダとなっている。
今回の事故の犠牲者3人の家族には既に連絡が取られており、3人の遺体は22日にバングラデシュに送還される予定だ。MRTコープは犠牲者を悼み、21日夜に追悼のための礼拝行事を実施、今後も作業員の本部で追悼式典を行う予定だ。
マレーシア建設請負業者協会(MBAM)は今回の事故を受けて、2015年度予算案ではMRTシステム建設工事の安全対策を実施するためにより多くの予算を割り当てるべきとの考えを示した。また、工事現場では全ての作業員がガイドラインに従って安全第一で行動すべきだと強調した。

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