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国際

2006年9月19日

プロトンがプジョーシトロエンと提携交渉

【パリ】
国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは16 日、提携に向けた検討を行うことで、仏PSAプジョー・シトロエンとパリで趣意書を取り交わした。署名式にはプロトンのサイド・ザイナル・アビディン社長とPSA のジャン・マルタン・フォルツ最高経営責任者(CEO)が出席した。
プロトンによると、提携に向けた検討は向こう数カ月で終わる見通し。プロトンは▽製品開発▽生産▽品質イニシアチブ▽ベンダー育成▽組立契約▽販売一一といった他方面での提携を望んでおり、製品開発や品質改善などの分野で技術的なてこ入れが期待されるとともに、過剰となっている生産施設の有効活用にもつながると期待している。
一方PSAプジョー・シトロエン側としては、他の自動車メーカーとの提携を進めるというグループ戦略に基づき、マレーシアにいけるプジョーやシトロエン車の販売増につなげたいほか、東南アジア市場でのビジネス開発における地盤を作りたい思惑がある。
■ディーゼルエンジン開発でメリット期待■
厳しい競争にさらされて市場シェアがじり貧となっている上に、これといった打開策が見つからない中、業界関係者は今回のプロトンのPSAプジョー・シトロエンとの提携に向けた動きを歓迎している。
プロトン・ベンダー協会(PVA)のワン・モハメド会長は両者の交渉開始について、PSA プジョー・シトロエンがディーゼルエンジン開発に強い点を挙げて、プロトンにディーゼルエンジンの分野での技術的なメリットがあると指摘。提携合意への期待を表明した。
マレーシア自動車協会(MAA)のアイシャ・アハマド会長は、先に提携交渉が不調に終わった独フォルクスワーゲン(VW)に比べ、PSAプジョー・シトロエンとの交渉はやりやすいと述べ、提携が合意に至る可能性が高いとの見方を示している。
なおプロトンは、一度提携を解消した三菱自動車との間で再度提携を結ぶと発表。中国の金華青年集団や「チェリー」の奇瑞汽車、インドのマヒンドラ&マヒンドラとの提携も模索している。

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