シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア航空が再建計画発表 07年中の黒字化目指す

国際

2006年3月1日

マレーシア航空が再建計画発表 07年中の黒字化目指す

【ペタリンジャヤ】 赤字に陥っているマレーシア航空(MAS)は27日、07年中の黒字化、08年の純利5億リンギを目指す再建計画を発表した。また、2005年4〜12月期(9カ月)決算で12.6億リンギの純損失に陥ったことを公表。再建着手によって2006年1〜3月期の赤字は6.2億リンギに程度に縮小するとの見通しを示した。
資産売却や借り入れなどにより、行き詰まっている資金繰りを改善する。資産売却では8〜10億リンギを調達する予定。短期借り入れによる10億リンギと政府に要請する20億リンギの支援と合わせて今年、40億リンギを調達する。再建計画に着手しない場合は、4月で運転資金が底を尽きる恐れがあるという。
運航路線の大幅な見直しに着手する。向こう3〜6カ月で国際線5路線を廃止、14路線で見直しを行う。中国・インド線の一部が廃止の対象になる見通し。国内線については、格安航空会社エアアジアによる引き継ぎ提案に真っ向から反対。MASの親会社である政府投資会社ペネルバンガン・マレーシア(PMB)から、来年1月1日付けで買い戻す方針だ。買戻しに当たっては、▽路線、スケジュール、料金、座席数など運航に関る自由裁量権▽コストの政府負担を含む、リストラに関する自由裁量権▽地方、遠隔地路線における政府の引き続きの支援一一の3点を条件に盛り込む。
また、政府の認可が下りていない国内線運賃の引き上げを今年中に実施する。値上げが実施されれば13年ぶり。管理手数料の名目で乗客1人当たり14リンギを新たに徴収する。また、10%のさらなる運賃引き上げを求めていく。
2005年実績では国際線は48路線で黒字、66路線で赤字。国内線はわずか4路線だけが黒字で、144路線が赤字だった。
また組織の効率化を図る上で、「人員過剰、低い生産性」に陥っている現状から「スリムな組織、高い生産性」への改革に着手する。国内線に関する政策が決まり、路線見直しなどによる収益性の改善が実現した後、2007年から着手する考え。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア航空が再建計画発表 07年中の黒字化目指す