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日系企業

2015年2月23日

近鉄エクスプレス、NOLから物流部門子会社を買収へ

近鉄エクスプレスは2月17日、政府系ネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)から物流部門子会社のAPLロジスティクス(APLL)を総額1,442億円で完全買収すると発表した。

NOLは3年連続で赤字を計上しており、借入金の金利負担が重くのしかかっている。売却収入は負債の返済に充当し、負債比率を資本比で2.25倍から1.08倍に軽くする。

近鉄エクスプレスは声明で「APLLをグループに迎えることで、取扱品目、展開する地域の両面から補完効果が見込める。相乗効果を生み出すことで、グローバル市場で欧米の競争相手と対等に戦える経営基盤を構築する」とした。

APLLは黒字会社で、昨年12月期の売上高は16億6,000万米ドル(約1,974億円)、本業の儲け(利払い・税引き・償却前利益)は8,000万米ドル(約95億円)と、NOL連結決算の19%、25%を占めた。

近鉄エクスプレス以外にも複数社がAPLL買収を提案したが、近鉄エクスプレスの提示価格が最も高く、また取引成立の可能性が高いとNOLは判断した。

買収額のうちアドバイザリー費用は26億円。NOL取締役会にはシティグループとHSBCがアドバイスした。NOLはAPLLの上場も考えたが、NOLのバランスシート改善に貢献しないと判断した。

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