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経済

2011年5月16日

国営石油ペトロナス、精油&石化施設開発計画を発表 ジョホール州南部で200億米ドル規模

〈クアラルンプール〉

国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は5月13日、ジョホール州南部における200億米ドル(約1兆6,149億円)規模の石油精製・石油化学統合施設の開発計画を明らかにした。2016年までに着手する。ナジブ・ラザク首相が発表した。

ペトロナスが開発するのは石油精製・石油化学統合開発(RAPID)と命名された産業集積地で、国内におけるガソリンやジェット燃料、ディーゼル油などの石油製品の生産能力拡大が目的。増加する国内需要に対応し、且つ輸出を促進する。

現在は事業化調査の段階だが、1日当たり30万バレルの能力を持つ石油精製施設、年間300万トンのエチレンやプロピレン、C4、C5オレフィンを生産するナフサクラッカー施設、石油化学施設、ポリマー・コンプレックス――が想定されており、場所は港の水深が20メートルと深く大型タンカー(VLCC)や超大型タンカー(ULCC)の寄港が可能である南東部のペンゲランになるとみられる。石油精製施設は、マラッカ州とトレンガヌ州ケルティにある既存の精油施設を合わせた生産能力を上回る見込みで、石油化学施設もケルティとパハン州ゲベンの施設の能力を上回る規模になるとみられる。

ナジブ首相は、同プロジェクトが外資誘致の新たな原動力になり、最新技術の導入を促進させるとの期待を示した上で、マレーシアの付加価値産業の能力向上につながるだけでなく、価値創造をもたらして国民総所得(GNI)の引き上げに貢献すると強調した。

建設に携わる人員として2万人分の雇用創出がみこまれるほか、石油・ガス関連セクターで4,000人分の熟練労働者の雇用創出が期待される。

ペンゲランでは50億リンギをかけた東南アジア初となる洋上石油基地の建設計画が進められており、「RAPID」計画はこれを補完するものになる。

提供:マレーシアナビ!

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